夏休みの旅行計画をされる頃ですね。赤ちゃん連れで旅行デビュー、あるいは思い切って飛行機で遠出を考えている方も多いのでは？　夏は、海や山などで自然と触れあえる絶好の機会。花火や祭りなど伝統的な日本を体感できるイベントなども多く、こちらもおススメ。家族で相談をして出かけてみてくださいね。

里山で昆虫採集や魚釣り、田舎体験で自然と向き合う

夏は避暑を兼ねて高原や里山へ訪れるのもいいでしょう。早朝、鳥の声で目を覚まし、夜は一面の星空を見上げるなど、都会では出会えない体験が沢山できます。お子さんと昆虫採集や川で魚釣りなども、いいでしょう。捕まえた昆虫を観察し、育ててみるのも一案です。また、釣った魚を調理して食べることで、命を頂くということへの感謝の気持ちも芽生えます。夏野菜の収穫体験ができるところも昨今多く、小さなお子さんから参加できるのでおススメ。たわわに実がなる様子に興奮し、自分がもいだ野菜の味に感動すること間違いなしです。

赤ちゃんの海デビュー！砂遊びや生き物の観察もおススメ

夏は、海水浴を目的に、お子さん連れで海へという方も多いですよね。ただ夏の日中は日差しがきつく、熱中症のリスクもありますので、休憩をとり無理のないスケジュールで過ごすように心がけて。子どもが小さなうちは、日差しがまだ柔らかい、朝や夕方に浜辺を散策するのもおススメです。貝殻を拾ったり、蟹などの浜辺の生き物を観察したり……海よりも砂遊びに興味を示すことも多いもの。その他、地引網やクルージングなど、海水浴だけではなく、様々なスタイルで海を楽しむ方法はあります。子どもの年齢にあわせて、チャンレジしてみてはいかが？

祭りや花火は子どもへの刺激が沢山！忘れられない経験に

夏といえば祭りに花火。毎年全国の至る所で開催されています。夏祭りの賑やかな太鼓の音や踊りは、子どもの五感を刺激し思い出深い体験になります。京都の祇園祭、青森のねぶたなど、伝統的な有名なお祭りは、規模が大きく迫力があります。花火大会は、小さなお子さんから楽しめる定番のイベント。ただ距離が近いと、音にびっくりしたり、火の粉や煙が風に乗ってやってくることも。大きな花火大会では、混雑も激しいので、子どもが小さな場合は、少し離れたゆっくり見られる場所を探す方がおススメです。

文化施設や商業施設の子ども向けワークショップを活用

美術館・博物館、動物園、あるいは商業施設などでは、夏休みにお子様向けのワークショップや、音楽や演劇などのイベントを実施するところがあります。館内ツアーや、餌やり体験、工作など、内容はさまざま。対象年齢も未就学から、上は高校生ぐらいまでのプログラムがあります。事前に申し込みが必要なプログラムもあるので、旅行が決まったら早めにチェックしておきましょう。

3歳からの旅育：夏編を楽しむ旅先・スポット一覧

水族館では夏限定の体験も。子どもは野生のイルカとご対面で笑顔に【沖縄・九州】
東北夏祭り、雲海など、夏の感動体験を子どもと【北海道・東北】

著者

旅行ジャーナリスト 村田和子

1969年生まれ、1児の母。新聞・雑誌・テレビ等で、消費者目線で役立つ情報を提供し、旅行サイトや宿のアドバイザーとしても活躍。2011年、子連れで47都道府県を制覇した経験から、家族旅行を応援するサイト「家族deたびいく」の運営開始。2013年、子どもの成長と家族の絆を深める「村田和子式 親子の旅育メソッド」を発表。家族旅行のスペシャリスト。