赤ちゃん・子連れ旅行のHow To記事

3歳からの旅育

東北夏祭り、雲海など、夏の感動体験を子どもと【北海道・東北】

東北夏祭り、雲海など、夏の感動体験を子どもと【北海道・東北】

夏の旅育特集、第二回は北海道・東北編をお届けします。自然が織りなす芸術「雲海」や、伝統文化を体感する「まつり」など、夏限定の体験を、お子様と一緒にぜひ。

夏限定!迫力ある雲海に親子で感動間違いなし!トマム「雲海テラス」

夏限定!迫力ある雲海に親子で感動間違いなし!トマム「雲海テラス」

早朝ゴンドラに乗り、約13分で頂上へ。そこには条件が整うと雲の海……雲海が広がります。波のように時とともに姿を変える雲海に子どもは大はしゃぎ。親も感動的な景色にカメラのシャッターを切るのに忙しいこと間違いなしです。雲海テラスに隣接しているカフェでは、暖かいモーニングコーヒーや雲海ソーダー、軽食なども揃います。ゴンドラの券はポストカードになっていて、切手を貼らずに山頂から投函OK。早起きした人だけが、味わえる特別な時間を是非お子さんと楽しみましょう。ただし……雲海をみられるのは期間中49%。運も必要かもしれません!(※2015年営業は10月13日早朝まで)

【データ】雲海テラス(北海道)
HP: http://www.snowtomamu.jp/unkai_terrace/

「東北の夏」といえば祭り!子どもと一緒に楽しむなら穴場を狙って

「東北の夏」といえば祭り!子どもと一緒に楽しむなら穴場を狙って

東北地方は夏休み、特に8月に入ると各地で祭りが始まります。日本の伝統文化を体感できる機会ですから、子ども連れでぜひ訪れたいですね。「仙台七夕まつり」「青森ねぶた祭」「秋田竿燈まつり」は、東北三大祭として知られ、毎年多くの人で賑わいます。でも小さな子ども連れなら、知名度のある祭りをあえて外し、ゆっくり見られるのを重視するのもおススメです。以前訪れた「花輪ばやし(国指定重要無形民俗文化財)」は、観光客も近郊の人が中心。山車が夜のまちを巡り、御囃子や太鼓の音に活気を感じました。知られていない見応えのある祭りは、他にも沢山ありますから、是非探してみてくださいね。地元の子ども達が祭りで頑張る様子は、都会っ子には新鮮に映るかもしれません。

【参考】東北の夏祭り(東北まつりネットワーク)
HP:http://www.tohokumatsuri.jp/

【参考】花輪ばやし
HP:http://hanawabayashi.jp/

子どもの「楽しさ」「感動」「発見」を大切に!児童館 いわて子どもの森

モノづくりや様々な体験、体を存分に動かせるものなど、子どもの五感を刺激し、知的好奇心を育む施設が盛りだくさんの「岩手県立児童館いわて子どもの森」。毎週土曜日にはワークショップも開催され人気です。夏場に訪れるなら、ぜひアウトドアの施設も楽しんで。不思議なアスレチックのような施設「もりもりとりで」、みずの広場には、幅50M、長さ100Mにわたり水が流れ込みます。ホームページにある「おとなのお約束」も是非目を通して。「むやみに急かさない」「危ないからやめなさいという前に、本当にそうかよく考える」……つい言ってしまいがちで反省。大切なことですね。

【データ】岩手県立児童館 いわて子どもの森(岩手県)
HP: http://www.iwatekodomonomori.jp/

子どもと一緒に夜の動物園へ。円山動物園(北海道)

夏の動物園は、観る方も動物たちも、日中はなんだかぐったり……元気がありません(笑)。そんなこともあって、最近、夏場は夜に開園する動物園が増えています。札幌市内にあり、アクセスも良く人気の円山動物園もその一つ。陽が落ちて過ごしやすくなってからのお出かけなら、小さな子ども連れでも体への負担が少ないので安心です。夜行性の動物を中心に、日中ではみられない生態が観察でき、昼とは違う楽しみが満載です。屋外で食事ができる「ZOOガーデン」も、夜の動物園開園中は20時45分までオープンしています。

【データ】円山動物園(北海道)
HP: http://www.city.sapporo.jp/zoo/index.html

著者

旅行ジャーナリスト 村田和子
旅行ジャーナリスト 村田和子
1969年生まれ、1児の母。新聞・雑誌・テレビ等で、消費者目線で役立つ情報を提供し、旅行サイトや宿のアドバイザーとしても活躍。2011年、子連れで47都道府県を制覇した経験から、家族旅行を応援するサイト「家族deたびいく」の運営開始。2013年、子どもの成長と家族の絆を深める「村田和子式 親子の旅育メソッド」を発表。家族旅行のスペシャリスト。