赤ちゃん子連れ旅行スタイル
人気の三世代旅行~旅先は?客室は?失敗しない旅行計画のヒント
前回は人気の三世代旅行~祖父母・親・子ども、絆が深まりそれぞれにメリットあり!ということで、三世代旅行の魅力をご紹介しましたが、今回はママ&パパが実際に三世代旅行を計画する際のヒントを紹介します。
要所で祖父母に確認すれば、三世代旅行のトラブルが軽減
三世代計画をする際には、全て決めてしまうのではなく、要所で祖父母に確認するようにしましょう。例えば「移動は車と電車どちらがいいでしょう?」「お食事はお部屋とダイニングどちらがいいですか?」というように、選択肢を絞って確認していくとスムーズです。全部決めてしまうと、近い存在だからこそ、旅で想定外のことが起きた際など不穏な空気になることも。上手に祖父母を巻き込んで、「皆で計画した旅」にすることが重要です。
三世代、それぞれが楽しめる旅先や計画を選んで
三世代旅行では、「皆で過ごす時間」と「それぞれで過ごす時間」をバランスよく持ちましょう。孫と触れ合いたいという祖父母なら、思いきって少しの間おまかせし、夫婦で過ごすのもいいでしょう。また今の祖父母世代は、自分たちの楽しみも大切にしますので、子ども中心の観光地ばかりだと不満につながる可能性も。そんな時は別々に過ごすことも視野にいれると、選択肢が広がり皆の満足度が高まります。後で食事の時などに、それぞれで過ごした思い出を話せば、旅の思い出が2倍、3倍になりますよ。
客室はプライバシーを保てる環境でストレス知らず
三世代旅行は、お互いに気を遣い疲れることも多いもの。夜はゆっくりできるように、二間ある部屋やコネクティングルーム、あるいは部屋だけは別にするなどプライバシーを保つことも検討を。また旅行中にトラブルにならないように、事前に祖父母にも耳にいれておくといいでしょう。また最近は、三世代向けの旅行プランが多く発売され、様々な配慮があり価格的にもお得。上手に活用しましょう。
祖父母の年齢を踏まえた配慮を忘れずに
親世代が計画をする際は、祖父母の年齢を踏まえて配慮を十分に。というのも年齢が高くなると想像できない要望があることも少なくありません。例えば年配の方なので和室をチョイスしたけれど、実はベッドの方が寝やすい、夜中にトイレに立つので部屋にないと困る、足が悪いのでエレベータが欲しい等、なかなか親世代だとわからないことも少なくありません。予定を確定する前に、祖父母にも気になる点がないか聞いておくといいですね。
旅の記念を祖父母にプレゼントして、ママ&パの印象をUp
三世代旅行から帰ったら旅の楽しさを思い出せるように何か形にして残しましょう。簡単にできる方法としては、現地から一言ずつ旅の思い出を書いた絵葉を自宅や祖父母宅に投函するのもおススメです。消印も残り記録になりますし、帰宅後にちょっと遅れて届く手紙は、旅の楽しさを思い出させてくれます。また後で見返すと、字や絵に子どもの成長を感じることも。他にも旅行中の写真をフォトブックにしたり、写真を引き伸ばしてプレゼントするのもおすすめです。 いかがでしたか?三世代旅行はうまく計画をすると、祖父母、親、子 それぞれに非常にメリットがあります。気になる点も多いかと思いますが、事前にしっかりとコミュニケーションをすることで避けられることも多いので、ぜひ頑張って計画をしてみてくださいね。
著者
- 旅行ジャーナリスト 村田和子
- 1969年生まれ、1児の母。新聞・雑誌・テレビ等で、消費者目線で役立つ情報を提供し、旅行サイトや宿のアドバイザーとしても活躍。2011年、子連れで47都道府県を制覇した経験から、家族旅行を応援するサイト「家族deたびいく」の運営開始。2013年、子どもの成長と家族の絆を深める「村田和子式 親子の旅育メソッド」を発表。家族旅行のスペシャリスト。