3歳からの旅育
子どもと一緒にブドウ&桃狩り、富山トロッコ列車も
夏の旅育特集。今回は新潟の芸術祭や山梨県の味覚狩り、富山トロッコ列車まで、北陸・甲信越の情報をお届けします。
小さな子どもOK。3年に1度の越後妻有「大地の芸術祭」スタート
3年に1度開催される「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」。のどかな田園風景がひろがる地を舞台に世界各国のアーティストが集う現代アートの祭典は、難しい解釈は不要。感じたままに作品と向き合え「〇〇に見えるね」「うわー大きいね」と、小さな子どもと一緒に楽しめます。舞台となる一帯は米どころ。稲が実る様子を見るのも旅育になります。9月には田んぼが黄金色に染まり芸術作品のよう。こちらも是非楽しんで。
【データ】
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ(新潟県)
http://www.echigo-tsumari.jp/about/triennale_2015/
親子で軽井沢!避暑&サマーキャンドルナイトでロマンチックな体験
林の中に佇む軽井沢高原教会。7/24~8/31には、ロウソクが教会の一帯を灯す「サマーキャンドルナイト」を実施。空には星空も広がりロマンティックな世界を満喫できます。近くには小川が流れ、別荘族御用達のレストランやお店でのショッピングも楽しめる「ハルニレテラス」や温泉「トンボの湯」も。エコツアーを実施する「ピッキオ」では、軽井沢野鳥の森を拠点に家族で、あるいはお子様だけで参加できるツアーも実施しています。
【データ】
軽井沢高原教会サマーキャンドルナイト2015(長野県)
http://candle.karuizawachurch.org/sm_index/
ハルニレテラス&ピッキオ(長野県)
http://www.hoshino-area.jp/shop/
山梨では旅育の定番「味覚狩り」を。桃&ぶどうのシーズン到来
果物がたわわになる様子を見て、自分で獲って食する味覚狩りは、五感に響く旅育の定番。山梨県では、さまざまな果物の味覚狩りが体験できますが、夏から秋にかけてはぶどうがシーズンに。7月はデラウェア、8月からは大ぶりの品種「ベリーA」「巨峰」「甲州」と次々にシーズンを迎え10月まで楽しめます。桃も7月.8月が最盛期。味覚狩りが体験できる施設は沢山あるので、お好みで以下のページを参考に出かけてみてはいかが?
【データ】
富士の国やまなし 観光ネット(山梨県)
http://www.yamanashi-kankou.jp/taste/fruits.html
夏の風物詩、長良川うかいを優雅に親子で楽しむ
清流長良川で実施され、1300年の歴史がある古から伝わる伝統的な漁法「鵜飼」。夏の夜に船に乗り、川面で見る鵜飼の様子は、歴史をさかのぼったような不思議な感覚。子どもにとっても特別な体験になることでしょう。歴史上の人物も「鵜飼」を楽しんだという記述が多く残っており、鵜飼を糸口に歴史も身近に感じるかもしれません。船の上からは金華山の上にそびえる岐阜城もみることができます。国指定の重要無形民俗文化財。
【データ】
岐阜市漫遊~長良川鵜飼い(岐阜県)
http://www.gifucvb.or.jp/sightseeing/ukai.php
乗り物好きなら…北陸新幹線&黒部峡谷鉄道トロッコ列車
3月に開業した北陸新幹線、もう乗車しましたか?人気の黒部渓谷鉄道トロッコの出発地点は宇奈月温泉。北陸新幹線の「黒部・宇奈月駅」ができたことで、アクセスもぐっと身近に。秘境ともいうべき自然の中を進むトロッコは、窓のない列車なら風やにおいも感じられます。富山は夏場の観光がおススメ。是非この機会に楽しんで。
【データ】
黒部峡谷鉄道(富山県)
http://www.kurotetu.co.jp/
著者
- 旅行ジャーナリスト 村田和子
- 1969年生まれ、1児の母。新聞・雑誌・テレビ等で、消費者目線で役立つ情報を提供し、旅行サイトや宿のアドバイザーとしても活躍。2011年、子連れで47都道府県を制覇した経験から、家族旅行を応援するサイト「家族deたびいく」の運営開始。2013年、子どもの成長と家族の絆を深める「村田和子式 親子の旅育メソッド」を発表。家族旅行のスペシャリスト。