桜の開花が全国で発表され、いよいよ春の到来を感じます。3歳からの旅育デビュー！春編の第四回は桜の中を駆け抜ける京都の観光トロッコ、いちご狩りも楽しめる淡路島の農園や、春らしい“いちご電車”など、春の旅育スポット~関西編~をお届けします
参考：ウェルカムベビーの宿（関西地方）

キュートな列車に子どもも夢中！たま電車＆いちご電車

和歌山電鉄貴志駅といえば、猫の駅長「たま」で有名。最近は外国人旅行者にも人気の駅長「たま」ですが、実は駅長をモチーフにした「たま電車」もあり、子どもは勿論大人にも大人気。他にも和歌山電鉄には可愛い列車があり、春に注目なのが「いちご列車」。沿線一帯はいちごの産地ということで、車体には可愛いいちごが描かれ、車内もいちごのモチーフがいっぱい。とってもキュートです。いずれも普通運賃のみで利用でき、予約も不要。思い立ったら出かけて見るのもいいのでは？

【データ】
和歌山県：たま電車＆いちご列車（和歌山電鉄）
http://www.wakayama-dentetsu.co.jp/train/tamaden.html

新幹線「新神戸」駅からアクセス至便。お洒落な神戸布引ハーブ園＆ロープウェー

山陽新幹線　新神戸駅を下車すると見えるのが、布引ハーブ園へのアクセスとなるロープウェー。布引ハーブ園は、山の斜面に約200種75,000株のハーブや四季折々の花が咲き、上空からの眺めも素敵です。山頂はドイツの古城をモチーフにしたレストハウスや城門など、異国情緒満点のお洒落な空間。見晴らしがよく神戸の街と海を一望できるロケーションは、お子様と一緒に写真撮影をするのにもおススメです。6月にはラベンダーの摘み取り体験もあり人気です。

【データ】
兵庫県：神戸布引ハーブ園
http://fruit-flowerpark.jp/index.html

都会のオアシス。子どもとのんびり春の休日~大阪市立長居植物園

梅田駅から約20分、阿倍野ハルカスが登場し賑わう天王寺駅からもJRで7分ほどと、アクセス至便な長居植物園。24.2haという広大な土地には、約1,000種の植物があり、春には桜、はなみづき、バラ、チューリップ・シャクヤクなど美しい都会のオアシス。イベントや園内にある「花と緑と自然の情報センター」では、押し花やブリザードフラワーなど、花にちなんだ体験もあり、親子で参加できるものも。のんびりと子どもと春を感じるのにおすすめのスポットです。

【データ】
大阪府：大阪市立長居植物園
http://www.nagai-park.jp/n-syoku/

子どもと一緒に一日遊んで学べる~淡路ファームパークイングランドの丘

広大な園内には、ウサギ、ヒツジなど動物と触れ合えるスポット、花畑が広がるエリア、さまざまな体験工房やアスレチックなど、子どもと一緒に一日遊べる施設が盛りだくさん。3月にリニューアルオープンした『ラビットワーレン（うさぎの巣穴）』では、世界のうさぎを見ることができ、触れ合いコーナーも併設。農作物の収穫体験もハウス栽培があり、一年中楽しめるのが魅力。人気のいちご狩りは6月頃まで実施。予約はできず当日先着順なのでお早めに

【データ】
兵庫県：淡路ファームパークイングランドの丘
http://www.england-hill.com/

ピンクのトンネルを抜ける人気観光列車~嵯峨野観光トロッコ列車

京都嵐山・嵯峨野と亀岡を結ぶ7.3ｋｍをおよそ25分で結ぶ観光列車。トロッコ列車の車内からは、自然を間近に感じ、瑠璃色の川や美しい渓谷の景色を楽しめる。中でも沿線は桜の名所で、ピンクに染まる景色を走る春のシーズンは格別で大人気。終着駅亀岡からは折り返りしのトロッコ列車に乗っても、保津川下りやラフティングを楽しむのもおすすめ。指定席は全国のみどりの窓口で発売。当日券は駅で発売されますが、桜のシーズンは混み合うので、早めに予約がおススメです。

【データ】
京都府:嵯峨野観光　トロッコ列車
http://www.sagano-kanko.co.jp/

著者

旅行ジャーナリスト 村田和子

1969年生まれ、1児の母。新聞・雑誌・テレビ等で、消費者目線で役立つ情報を提供し、旅行サイトや宿のアドバイザーとしても活躍。2011年、子連れで47都道府県を制覇した経験から、家族旅行を応援するサイト「家族deたびいく」の運営開始。2013年、子どもの成長と家族の絆を深める「村田和子式 親子の旅育メソッド」を発表。家族旅行のスペシャリスト。