赤ちゃん・子連れ旅行のHow To記事

赤ちゃん子連れの旅行準備

赤ちゃん連れの旅行~失敗しない荷造り術(パッキング)

赤ちゃん連れの旅行~失敗しない荷造り術(パッキング)

荷物が多くなりがちな赤ちゃん連れの旅。できるだけコンパクトに、そして忘れ物もなく、旅の荷造りをするヒントをご紹介します。一見手間がかかるようですが、リストを作った方が、忘れ物の心配もなく効率的です。

赤ちゃん連れの旅行~まずは必要なものをピックアップ

赤ちゃん連れの旅行で忘れ物は厳禁。荷造りを始める前に、まずは旅行日数分の必要なものを洗い出してリスト化しましょう。その際、「誰のものか」「必要なロケーション(旅行先、移動中、いつも必要等)」も書き出しておくと、実際に荷造りをする際に便利です。思いつくままの荷造りは時間もかかり、忘れ物も多くなりがち。書き出して、その上で減らせる荷物がないか考えたほうが、旅先で「しまった!」という失敗は少なくなります。帰宅後は「足りなかったもの」「持っていったけれど不要だったもの」などの情報を更新して、次の旅に活用しましょう。

赤ちゃん連れの旅行~荷物をコンパクトにするには?

必要なものをピックアップしたら、代替できる方法がないか考えましょう。たとえば、長期間の旅行の場合は、コインランドリーやクリーニングサービスがあれば、着替えを減らすことができます。かさばるものは現地調達も検討を。例えば赤ちゃんの紙おむつなどは現地のドラッグストアで購入、あるいは事前にネットショップから宿に送付しておく方法もあります。

赤ちゃん連れの荷造りは、使用頻度や場面を考慮して

飛行機を利用する場合なら、「預け入れ荷物」「手荷物(機内では頭上に収納)」「手荷物(常に手元に置く)」等に分けて準備をしておきましょう。同じように車旅なら「車内に置く荷物」「トランクに入れるもの」、列車旅も「荷物棚に上げるもの」「手元に置いておくもの」というように、使用頻度や場面ごとに分けて荷造りを。赤ちゃんを連れての道中は、荷物を入れ替えたり、探す余裕がありません。事前準備をして、スマートに物の出し入れができるようにしましょう

荷物の多い赤ちゃん連れは必携~ビニール袋&風呂敷

旅行の荷造りで活躍するのがビニール袋と風呂敷。通常のビニール袋の他に、ジッパー付のビニール袋も用意しましょう。サイズが豊富に揃うので、ミルクの小分け、液体などの入ったボトルの保護、小物の整理など用途が広く、中身が一目瞭然なので、荷物の多い赤ちゃん連れにおススメです。また衣類などは、パパ、ママ、赤ちゃんというように、個人ごとに風呂敷に包んでおくと出し入れが簡単。連泊の時などは、風呂敷ごとタンスへ入れておけば、必要な時に衣類をすぐ取り出せますし、帰宅の際には、四隅を結べば、すぐに荷造りが完了。形も中身に応じて自在に変わるの風呂敷は、パッキングの強い味方です。

重たいものは、スーツケースは下、リュックは上に

スーツケースでは、移動時の立てた状態を考えてパッキングをするのがコツ。下側に重たいものを配置することで、重心が下になり安定、移動する際の動きがスムーズです。旅先では荷物が増えることが多いので、出発時は少し中身に余裕があるぐらいが理想です。隙間には、処分しても惜しくないタオルなどを入れておくと、赤ちゃん連れの旅では何かと役立ちます。折り畳める携帯バックも用意を。
リュックの荷造りは、スーツケースとは逆で、上のほうに重たいものを入れます。こうすると重心が上にくるので背負った時に軽く感じます。

著者

旅行ジャーナリスト 村田和子
旅行ジャーナリスト 村田和子
1969年生まれ、1児の母。新聞・雑誌・テレビ等で、消費者目線で役立つ情報を提供し、旅行サイトや宿のアドバイザーとしても活躍。2011年、子連れで47都道府県を制覇した経験から、家族旅行を応援するサイト「家族deたびいく」の運営開始。2013年、子どもの成長と家族の絆を深める「村田和子式 親子の旅育メソッド」を発表。家族旅行のスペシャリスト。