銀座で人気のHealing Space「和み」や「凛」を経営する株式会社ゆいまーるが、2015年10月、子連れでアロママッサージを受けられるサロン「pure room ma-ru」を開店。オープンに至った思いを　株式会社ゆいまーる　代表　山崎綾子さんに伺いました。

27歳で開業。オープンから10年が経ちリピーターもママに

2005年、最初のサロンHealing Space「和み」を東銀座にオープン。2009年には姉妹店の「凛」も開業し、女性向けサイトOZ mallでも人気のサロンとして上位にランクインする人気店に成長。紹介する託児付のサロン「pure room ma-ru」は、株式会社ゆいまーるの3軒目のサロンになります。開業のきっかけを伺うと「今年は、最初のサロンを開業して10年目でリピーターのお客様も結婚・出産を経験。数年前から『子育てでストレスはたまるのに、なかなか子どもがいて出かけられない』という声を頂くことが増えて、何かできないかと考えるようになりました」と山崎さん。

自身も子どもができ、ママが笑顔で育児が出来る応援をしたい

現在、山崎さんには3歳になる女の子がいますが、ご自身の経験も開業を決意した大きな理由になったそう。「勉強と自身のリフレッシュを兼ねて、いろいろいろなサロンへ通っていたんです。でも妊娠すると体調面から通うのが難しくなり、子どもが産まれてからは、育児に追われる日々。夫に子どもを預けて美容院ならまだしも、アロママッサージというのは、抵抗があってできませんでした（山崎さん）」。そんな経験から、頑張っているママにこそ癒しの時間を持ち、笑顔で子育てをして欲しいと考え、託児付のサロンを作ろうと決意されたそう。

子どもにとっても楽しい時間に。優しいこだわりの施設とは？

「サロンを作るに際に大切にしたのは、ママも子ども楽しめることです（山崎さん）」。サロンへ入ると、まず目に飛び込むのは公園に面した明るく可愛い部屋。「施術スペースよりも圧倒的に託児スペースを広くとりました。床には国産100％のコルク床を敷き、木のおもちゃや知育系のグッズ、絵本やお絵かきセットなども用意。シュタイナー教育の要素を取り入れています。（山崎さん）」。

施術スペースは、部屋の一角にあり、明りが落とされゆったりと寛げます。人気店の系列だけに、施術の腕は折り紙つき。「託児室と提携しているサロンは他にもあるのですが、ママとしては完全にお子さんと離れるのは不安ですし、お子さんに罪悪感を持つ方も多いと感じていました。そんな理由から「pure room ma-ru」では、併設というスタイルにこだわりました。時々ママの様子をお子さんがのぞきに来たりすることもあるんですよ（山崎さん）」。子どもの楽しそうな声が漏れ聞こえるのでママも気兼ねなくリラックスでき、何かあった場合にいつでも見に行けるというのも安心です。

保育士資格を持つセラピスト。子どもが行きたいサロンへ

保育料も、通常の施術代に1000円程度のｕｐ（60分の場合）ということで、良心的。その秘密は、保育士の有資格者、あるいは保育園の勤務経験があるセラピストが多く在籍し、保育を担当するからだと言います。「和み」・「凛」といった系列施設とも場所が近く、施術と保育の予約状況にあわせて、セラピストの配置を調整しているそう。保育のスペシャリストとあって小さいお子さんの御世話は慣れたもの。公園から拾ってきた葉っぱを利用したクラフト遊びなど、年齢や興味にあわせて一緒に遊んだり、見守ってくれます。

「先日リピートされた方は、お子さんがこちらの施設を気に入り『ママ疲れているでしょ？あそこ行こうよ』と誘われたそうで……伺ってとてもうれしく感じました。(山崎さん)」

2016年は、親子で楽しめるイベントも計画中

社名の「ゆいまーる」は沖縄の言葉で「助け合い」という意。みんなで助け合いながら成長していきたいという気持ちと柔らかい音の響きが気に入り社名を決めたと山崎さん。託児付サロン「pure room ma-ru」にもその思いが感じられます。

2016年は、広い託児スペースを活用して、親子で楽しめる「親子体操」や「ベビーマッサージ」「アロマクラフト」などのイベント開催も検討されているそうです。リラクゼーション、そして親子で楽しめるイベントに是非一度足を運んでみてはいかが？

＜取材協力＞株式会社ゆいまーる 　
＜関連リンク＞
託児付サロン「pure room ma-ru」　 http://www.nagomi-space.com/salon/ma-ru/
※利用時には、お子さんの飲み物・おやつ・オムツなどを持参のこと
株式会社ゆいまーる 　http://www.nagomi-space.com/

著者

旅行ジャーナリスト 村田和子

1969年生まれ、1児の母。新聞・雑誌・テレビ等で、消費者目線で役立つ情報を提供し、旅行サイトや宿のアドバイザーとしても活躍。2011年、子連れで47都道府県を制覇した経験から、家族旅行を応援するサイト「家族deたびいく」の運営開始。2013年、子どもの成長と家族の絆を深める「村田和子式 親子の旅育メソッド」を発表。家族旅行のスペシャリスト。