赤ちゃん子連れに優しい企業
赤ちゃん連れの旅に便利なグッズ&開発秘話~コンビ㈱
お子さんのいる家庭なら、きっとCombi(コンビ)のグッズが身近にあるのでは? 今回はコンビ株式会社の製品に対する思いや開発秘話、最新グッズなどを取材してきました。赤ちゃんグッズも日々進化しています。夏の旅行に向けてチェックして!
コンビ㈱。由来は「お母さんと赤ちゃんのコンビを応援する」
コンビ㈱は1957年創業。当初は医薬品や機器の販売が主だったそう。ブランドビジョンに「赤ちゃんを育てることが、楽しく幸せだと思える社会をつくる。」とある通り、現在では育児に関する様々な製品やサービスを展開。日常使うものは勿論、実は新幹線のおむつ交換台や空港にあるベビーカートなどもCombiの製品が多いそう! 旅行中も知らないうちに御世話になっているんですね。
(写真は研究所にあるミュージアム。今まで発売された商品が並ぶ)
機能と軽さ、両方とも大事!ママのニーズに応えるベビーカー
「メチャカル ハンディオート 4キャス エッグショック HF」は、機能性と軽さを両立させた生後1カ月から36カ月頃のお子さんまで利用できるベビーカー(6月中旬発売予定)。実はこの商品、開発現場の長年の思いの集大成というべきものだとか。
「機能を充実させると、どうしても頑丈にするから重くなるんです。従来は、走行時を考えた『機能重視』か、あるいは持ち運びに便利な『軽さ重視』か、選択をして頂いていました。でも、どちらも大事というがママの本音。両立は長年の課題でした。」
お出かけ時のママの負荷は13キロ!パパの目線でより快適に
開発にあたり、ママのお出かけ時の荷物を調査。生後3カ月の赤ちゃんを抱いて、ママバックとベビーカーを持ち移動するシーンを考えると、13キロ近い重さになることが判明!「赤ちゃんは成長するし、軽くできるのはベビーカーしかない!」そんな思いを強くされたとか。
また不思議な場所に持ち手のようなものを発見。実はベビーカーの企画を担当する男性社員が、脇の下に挟んでベビーカーを持つと安定し軽く感じることに着眼。背の低い女性でも同じ持ち方が出来るように座面の裏側にグリップを付けたのだとか。(失礼ながら)ちょっとしたことなのですが、持ってみると確かに楽! パパ目線のアイデアがママのお出かけを楽ちんにしてくれるかも。
暑い季節にお役立ち。おっぱいからストロー飲みまで無理なくサポート
熱中症が気になる夏のお出かけは水分補給が大切。そんな時、活躍するマグも、Combiのこだわりが見え隠れします。乳首からストロー、コップへと成長に合わせて4段階のパーツを用意。持ち手は赤ちゃんが自分で飲みやすいように考えられたデザインなのだとか。マグの不満を調査すると「中身が漏れる」という声が圧倒的に多く、原因はふたがしっかり締まっていない使い方によるところが大きいと判明。「正しく利用してもらえるように、ふたと本体に目印をつけました」
水洗いでも油が落ちるエプロンは、旅行で大活躍
「お出かけならこれが便利ですよ」と教えて頂いたのは、油が落ちるエプロン。油をはじく特殊な布を使っているため、さっと水洗いすれば簡単に頑固な油汚れも落ちるそう。プラスチック製のポケットは、食べこぼしをしっかりキャッチ。ポケットにスタイを収納すれば嵩張らず旅行でも大活躍しそうです。
いかがでしたか?ママへ優しいアイデア満載のグッズをお供に、ぜひ赤ちゃんとの旅を楽しんでくださいね。
<取材協力>
コンビ株式会社
コンビホームページ:http://www.combi.co.jp/
著者
- 旅行ジャーナリスト 村田和子
- 1969年生まれ、1児の母。新聞・雑誌・テレビ等で、消費者目線で役立つ情報を提供し、旅行サイトや宿のアドバイザーとしても活躍。2011年、子連れで47都道府県を制覇した経験から、家族旅行を応援するサイト「家族deたびいく」の運営開始。2013年、子どもの成長と家族の絆を深める「村田和子式 親子の旅育メソッド」を発表。家族旅行のスペシャリスト。