赤ちゃん・子連れ旅行のHow To記事

赤ちゃん子連れで海外旅行

赤ちゃん・子連れで海外旅行~必要な「持ち物」&忘れちゃ困る「手配」とは?

赤ちゃん・子連れで海外旅行~必要な「持ち物」&忘れちゃ困る「手配」とは?

赤ちゃん・子連れで海外旅行をする際に悩ましいのが持ち物。今回は、赤ちゃん連れ・子連れで海外旅行をする際に持っていきたいものを、忘れがちな手続きとともに紹介します。※赤ちゃん・子連れ旅行での基本的な持ち物は、これだけは準備を!赤ちゃん連れの旅行の持ち物をご覧ください。

赤ちゃんも“MYパスポート”。米国(ハワイ含む)への旅行はESTA取得も必要。

年齢に関係なく、赤ちゃんでもパスポートはひとり一冊必要です。海外旅行の計画をするなら早めに取得しておきましょう(12歳未満の子どものパスポートは5年有効の1種類のみ。手続き費用は6,000円)。出入国審査は、赤ちゃんを抱き二人分のパスポートを出せば一緒に手続きをしてくれます。またハワイを含む米国へ渡航の場合、出発72時間前までに、電子渡航認証システム(ESTA)で入国許可を得る必要があります(グアムや北マリアナ諸島は短期間の滞在であれば不要)。インターネットから手続きが出来ますので、忘れずに。

✓パスポート
✓ESTA(※手続き)

赤ちゃん・子どもの常備薬は必携。海外旅行保険への加入も忘れずに

赤ちゃん・子連れで海外旅行をする際は、かかりつけの小児科で常備薬を処方してもらいましょう。おでこに貼る冷却シート、体温計、赤ちゃん用のイオン飲料なども、熱や熱中症など万一に備えて持っていくと安心です。また渡航先での怪我や病気に備えて、子どもの分も「海外旅行保険」へ加入し、サポートデスクの連絡先を携帯ましょう。

✓常備薬
✓冷却シート
✓体温計
✓イオン飲料
✓海外旅行保険の加入(※手続き)&連絡先を携帯

海外旅行の赤ちゃん・子連れの食事。ベビーフードやおやつ、ミルクは日本から持参

海外旅行の赤ちゃん・子連れの食事。ベビーフードやおやつ、ミルクは日本から持参

「食は旅行の楽しみ」ですが、国によっては子どもの口にあわず、現地で食事がとれないことも。万一の時の為に、子どもの食事やミルク、おやつなどは、普段食べ慣れたものを持参しておくと安心です。食事用のエプロン・スプーン・フォーク・マグマグ・簡易の食器なども持っていきましょう。国内のように赤ちゃんの為のサービスが至れり尽くせりという所は海外では多くはありません。
なお、往復の飛行機では、航空会社によってはベビーミールやチャイルドミールの準備があることも。いずれも事前予約が必要なので早めに確認・手配をしておきましょう。

✓ミルク
✓ベビーフード(レトルト・フリーズドライ)
✓赤ちゃん用の食器(スプーン・フォーク・マグマグ等)
✓食事用のエプロン
✓機内のベビーミール、チャイルドミール(※手続き)

肌に直接触れる紙オムツやティッシュ、虫よけ、日焼け止め等も日本製が安心

紙おむつは荷物になりますが、使い慣れたメーカーのものを日本から持参するのがおススメです。海外の紙おむつは品質が良いとはいえずかぶれてしまうことも多いようです。日本製の紙おむつは海外でも人気で比較的手には入りやすいのですが、とても高価。それならば日本から持参し、空いたスペースにお土産を入れて帰れば一石二鳥です。他にもティッシュ(ウェットティッシュ含む)、肌に直接塗る虫よけや日焼け止めも、日本から子ども用のものを持参した方が安心です。

✓紙おむつ
✓ティッシュ
✓虫よけ
✓日焼け止め

長時間のフライトを乗り切るおもちゃや絵本・DVD&液体物の機内持ち込み制限に注意

海外旅行には長い時間のフライトがつきもの。機内で赤ちゃん、子どもがご機嫌で過ごせるように、おおもちゃや絵本は、お気に入りと新しいものを準備。DVDやタブレットなどでお気にいりの動画を楽しめるようにしておくのもいいでしょうしょう。(参照:赤ちゃん連れの飛行機も安心!快適に旅する為のヒント
国際線では液体物の機内への持ち込みは「100ml以内の容器に入れて、容量1リットル以下の透明なポリ袋に入れて持ち込むこと。袋は1人1袋まで」と決められています。100mlを超える容器に入った液体(ペットボトル、スキンケア用品)は、没収となりますので注意が必要。例外として、子どものミルク、幼児用飲料、薬類(機内で利用する量)は、検査官に申し出ることで持ち込みが可能です。

✓おもちゃ(お気に入りと新しいもの)
✓絵本(お気に入りと新しいもの)
✓DVDやタブレット
✓機内への液体持込みの準備

いかがですか?海外旅行では、現地で手に入りにくい、あるいは日本とは仕様が違ったり高価な場合もあるので、迷ったら子どもの物は優先的に持っていくようにしましょう。洋服などは、ランドリーを利用したり、あるいはお土産を兼ねて渡航先で購入をすれば長期の旅行でも数が少なくて済みます。色々と工夫をしてみてくださいね。

著者

旅行ジャーナリスト 村田和子
旅行ジャーナリスト 村田和子
1969年生まれ、1児の母。新聞・雑誌・テレビ等で、消費者目線で役立つ情報を提供し、旅行サイトや宿のアドバイザーとしても活躍。2011年、子連れで47都道府県を制覇した経験から、家族旅行を応援するサイト「家族deたびいく」の運営開始。2013年、子どもの成長と家族の絆を深める「村田和子式 親子の旅育メソッド」を発表。家族旅行のスペシャリスト。