赤ちゃん・子連れ旅行のHow To記事

赤ちゃん子連れのホテル&旅館選び

子連れで快適に過ごす為に気を付けたい~宿のチェックポイント

子連れで快適に過ごす為に気を付けたい~宿のチェックポイント

赤ちゃん・子連れで旅をする際には、独自の視点で宿や客室をチェックすることが快適な滞在へと繋がります。今回は赤ちゃん・子連れで快適に過ごすためのポイントをご紹介します。

和室それとも洋室?成長に合わせて選択を

ハイハイをするまでは、和室、洋室どちらでもお好みで選ぶといいでしょう。問題はハイハイが始まり自分で動くようになってから。洋室は通常靴のまま入室しますので、衛生面が気になります。赤ちゃんに優しい宿では土足厳禁の客室を設けている場合もあるので、あれば是非利用して。和室の場合は、ハイハイも存分にできるのが利点ですが、怖いのが襖や障子、調度品などの破損。調度品は連絡すれば、部屋から移動等の対応もしてくれます。

バスタイムを快適に。子連れで利用しやすいお風呂とは?

赤ちゃんとの旅行で一番戸惑うのがバスタイム。客室のお風呂は、洗い場が別になっているか、シャワーは可動式かなどの確認をしておくと安心です。また温泉等の場合、ママひとりで赤ちゃんと大浴場に行くのは結構大変。客室に専用の温泉がある、あるいは家族で貸し切りができる温泉がある宿を選ぶと、パパの手も借りられて、家族でゆったりとできます。

赤ちゃん・子連れの旅行、就寝時のポイントは?

赤ちゃん・子連れの旅行、就寝時のポイントは?

就寝時、和室で添寝の場合は、赤ちゃん用の掛布団として、バスタオルや毛布を持参するといいでしょう。洋室の場合、月齢が低いうちはベビーベッドを借りれば快適に過ごせます。ベッドで添寝をするときには、ベッドの大きさが十分か確認を。またベッドを壁際に寄せたり、ツインのベッドをくっつけて配置、あるいはベッドガードをセッティングする等、落下防止策も検討を。事前に宿に連絡をしてどういった対応ができるか相談するのがベストです(※稀に移動できないベッドもあります)。最近はフロアーベッドといい床に直接マットレスをおいたものや、ローベッドという背が低いベッドもあるので、落下が心配な方はこういったベッドのある宿を選ぶのもいいでしょう。

客室の音漏れは大丈夫?要望を伝えることも大切

ホテルの場合は、あまり問題となることはないのですが、歴史ある旅館などでは、泣き声が隣接する部屋や廊下へ漏れてドキドキすることがあります。またお子様が歩き始めると、足音について階下からクレームがあることも。予め宿側でも配慮をされることが多いですが、万全を期すなら赤ちゃん・子連れであることを伝え、出来るだけ音が響かない客室、あるいは1階の客室など、要望を伝えておきましょう。周りに気を遣わない離れや戸建ての客室を選ぶというのも一案です。

赤ちゃん・子連れ向けの貸出グッズ・食事等のサービスを確認

子どもの成長にあわせた、アメニティの準備やグッズを貸出してくれる宿が増えています。荷物も少なくて済み、快適に過ごせるので、積極的に利用するといいでしょう。ただし特定のプランの利用者、予約が必要などのケースが多く、浴衣などもサイズが限られるので、予約時に確認を。子どもの食事についても、量や内容について要望があれば相談をしてみましょう。特に離乳食の間は、段階に応じた準備が出来る宿は限られますので、宿を選ぶ際はしっかりチェックしましょう。

著者

旅行ジャーナリスト 村田和子
旅行ジャーナリスト 村田和子
1969年生まれ、1児の母。新聞・雑誌・テレビ等で、消費者目線で役立つ情報を提供し、旅行サイトや宿のアドバイザーとしても活躍。2011年、子連れで47都道府県を制覇した経験から、家族旅行を応援するサイト「家族deたびいく」の運営開始。2013年、子どもの成長と家族の絆を深める「村田和子式 親子の旅育メソッド」を発表。家族旅行のスペシャリスト。