赤ちゃん・子連れ旅行のHow To記事

赤ちゃん子連れの移動手段

赤ちゃん連れの車旅(ドライブ)を快適にする為のヒント

赤ちゃん連れの車旅(ドライブ)を快適にする為のヒント

周囲に気がねなく過ごせて、荷物も沢山積める車は、赤ちゃん連れ旅行の強い味方。でも事前の準備は必要です。快適に赤ちゃん連れで車旅(ドライブ)を楽しむ為に知っておきたいポイントをご紹介します。

赤ちゃん連れの車旅は、余裕を持ったスケジュールで

車旅では、比較的に自由に計画ができることから、つい観光もガッツリと盛り込みがち。でも、赤ちゃんのことを考えるのなら、出来るだけ近場で、観光もほどほどに余裕を持ったスケジュールを組むことが大切。せっかく計画をしたのに、お目当ての観光地に到着したらお昼寝中……ということも良くあること。赤ちゃんの日頃の生活のリズムを考えてスケジュールを組み、当日は状況にあわせて臨機応変に。時には計画を変更する勇気も必要です。

渋滞情報を参考に適切なルートを。万一の備えも忘れずに

渋滞情報を参考に適切なルートを。万一の備えも忘れずに

何かとメリットの多い車旅ですが、一番のネックは渋滞。日本道路交通情報センターがホームページ上に掲載する渋滞予測などを参考に出発時間や走行ルートを吟味しましょう。また万一渋滞になった場合の為に、食べ物、飲み物、オムツなどは多めにトランクではなく車内に積んでおくこと。車内でもおむつ替えができるように、おむつ替え用シートや専用ごみ箱(※ミルクの空き缶など密閉できるものが便利)も用意しておくと安心です。

SA、PA、道の駅。赤ちゃんの休憩スポットを確保

赤ちゃん連れの場合は、通常よりも多めに休憩をとり、オムツや授乳、気分転換などを図りましょう。高速道路上なら多くのSA・PAに、オムツ替え台、授乳スペース、調乳用シンクなどの設備があります(※詳細の設備については、各高速道路会社のHPに掲載あり)。また最近増えた「ハイウェイオアシス」は、公園や様々な施設を併設したSA。観光をしながら休憩も出来るので上手に活用するといいでしょう。一般道を利用する際には、道の駅や、ショッピングセンターなどの施設利用の検討を。渋滞等で計画通りに休憩が出来ないことも考えられるため、赤ちゃん連れの休憩は「こまめに早めに」が鉄則です。

紫外線対策や車内の温度。赤ちゃんに快適な環境を

年間を通じて紫外線対策は必須。サンシェードや紫外線カットのフィルムなどで対策を。夏場は車内に居ながら熱中症にかかる危険もあります。チャイルドシートに長時間座っていると、背中に汗をかき脱水症状になりやすいので、まめにチェックして着替えをさせ、水分補給も忘れずに。エアコンを適温に設定し、風が直接赤ちゃんに当たらないように配慮しましょう。同行者は、できれば助手席ではなく、チャイルドシートのある後部座席に座り、様子をみながらお世話をする方が安心です。

赤ちゃん連れの車旅~車内での過ごし方

車の中は、音が出るおもちゃや、CD、DVDなどの利用ができるのがポイント。チャイルドシートにずっと座っているのは赤ちゃんにとっても退屈なもの。好きな音楽を流して、一緒に口ずさんだり、絵本を読んだり、あるいは玩具で一緒に遊ぶなど、楽しい雰囲気を演出しコミュニケーションの場にするといいでしょう。 昨今はDVDを利用される方も多いですが、便利ではあるものの、車内で映像を見るのは酔いの原因になります。利用時間は控えめに。

著者

旅行ジャーナリスト 村田和子
旅行ジャーナリスト 村田和子
1969年生まれ、1児の母。新聞・雑誌・テレビ等で、消費者目線で役立つ情報を提供し、旅行サイトや宿のアドバイザーとしても活躍。2011年、子連れで47都道府県を制覇した経験から、家族旅行を応援するサイト「家族deたびいく」の運営開始。2013年、子どもの成長と家族の絆を深める「村田和子式 親子の旅育メソッド」を発表。家族旅行のスペシャリスト。