赤ちゃん・子連れ旅行のHow To記事

赤ちゃん子連れの移動手段

赤ちゃん・子連れ旅行の乗り物酔い対策(飛行機・電車・バス・車・船)

赤ちゃん・子連れ旅行の乗り物酔い対策(飛行機・電車・バス・車・船)

子連れでの移動で気になるのが、乗り物酔い。乗り物酔いの原因は、振動により、平衡感覚をつかさどる三半規管の働きが乱れるためといわれます。器官の発達が未熟な子どもは酔いやすいので、少しでも負担を和らげる対策を心がけてあげたいですね。

乗り物酔いを避けるための3つのポイント

乗り物酔いに共通した対策は「1.睡眠をよくとり、乗車前には食べ過ぎない」「 2.ゲームや読書など近くを見ることを避ける」「3.出来るだけ揺れの少ない席を選ぶ」の3点です。頭に置きつつ、以下乗り物別の対策もお試しください。

飛行機酔いの対策~揺れない席&機内でのポイント

比較的揺れが少ないのは翼付近。後部へ行くほど揺れやすくなります。気圧の関係で上空では体が膨張する為、服装にも注意が必要です。飛行機に乗る際には、ゆったりした余裕のある服装を心がけましょう。メンタル的な原因もあるので、旅先についてからの楽しいことを話すなど、気を紛らわせることも大切です。

電車酔いの対策~座席の向き&車内の過ごし方 

車両中央部の席は揺れが少なくおすすめです。また大切なのは進行方向に向かい前を向いて座ること。後ろ向きは、酔いやすいので避けましょう。ゲームや読書など手元を見るものは、酔う原因になるので避け、きるだけ遠くの車窓を眺めるように。車内を散歩するなど気分転換を図るのもいいでしょう。

バス・車酔いの対策~揺れにくい席&休憩時は外へ

バスの場合は、タイヤの上の座席は揺れが大きいので避けること。揺れにくいのは前輪と後輪の間の席になります。自家用車の場合は、揺れが予測できる助手席が揺れにくいのですが、小さな子どもの場合は利用が難しいことも多いですよね。そんな場合は、車窓を見ながら話をしたり、好きなキャラクターの話をしたり気持ちを他に逸らせる努力を。 ゲームや読書など手元を見るものは酔う原因になるので避けた方が無難です。休憩時間は外に出て気分転換を図りましょう。バスの場合は休憩時には外にでて気分転換、自家用車ならまめに休憩をとり、気分転換をすることも大切です。夏場は、陽があたると車内でも高温になり、気分が悪くなることも。定期的に子どもに陽があたっていないか確認をしましょう

船酔いの対策~揺れにくい場所

船は中央の下層部分が最も揺れにくくなっています。クルーズ船で客室を指定できるなら、中央下層階で指定すると随分揺れが和らぎます。客室が船尾など揺れやすい場合は、揺れ始めたら部屋以外で過ごすことも検討を。船は場所により随分揺れ方が違いますので移動することで緩和されることも多くあります。長時間乗船することも多いので、心配な場合は乗船前に酔い止め薬を服用させましましょう。

著者

旅行ジャーナリスト 村田和子
旅行ジャーナリスト 村田和子
1969年生まれ、1児の母。新聞・雑誌・テレビ等で、消費者目線で役立つ情報を提供し、旅行サイトや宿のアドバイザーとしても活躍。2011年、子連れで47都道府県を制覇した経験から、家族旅行を応援するサイト「家族deたびいく」の運営開始。2013年、子どもの成長と家族の絆を深める「村田和子式 親子の旅育メソッド」を発表。家族旅行のスペシャリスト。