赤ちゃん・子連れ旅行のHow To記事

赤ちゃん子連れの旅行準備

子どもが喜ぶ!赤ちゃん・子連れの旅先選び

子どもが喜ぶ!赤ちゃん・子連れの旅先選び

「子どもと一緒に旅へ行こう」と決めたのはいいけれど、具体的な旅先に悩む方も多いのでは? 赤ちゃん連れの旅では、通常とは異なる観点で旅先を選ぶことも必要です。今回はそのヒントをご紹介します。

1歳未満は近場中心。満2歳は飛行機デビューも

赤ちゃん連れの旅では、子どもの体への負担を第一に計画をしたいもの。満1歳ぐらいまでは、車で2時間ほど、電車なら乗り換えをしないでアクセスできる近場がおススメです。2歳前後になると自分で歩き好奇心も芽生えてきます。また、国内線の飛行機は満2歳までは膝上なら無料です(※LCC除く。国際線は満2歳から座席が必要)。料金面・成長面からも、満2歳は国内の飛行機デビューに最適。北海道や沖縄など子連れに人気スポットも検討してみるといいでしょう。

赤ちゃん・子連れの旅では、どこへ行くかより何をするかが大切

旅行は「どこへ行こう?」から探し始めることが多いですよね。でも、赤ちゃん・子連れ旅行では「子どもと何をしよう」「どんな経験をさせたいか」をイメージすると、意外と近場で楽しめる所が見つかります。子どもにとっては、どこへ行ったかよりも、家族で何をしたかのほうが何倍も記憶に残ります。もちろん遠出の旅も魅力的ですが、家族旅行は子どもの成長と共に費用も嵩むようになります。上手に子どもが喜ぶ旅先を探す方法として覚えておくといいでしょう。

赤ちゃん・子連れの旅先は、興味・関心と成長段階で見極める

子どもは日々成長するので、必要なケアはもちろん、興味・関心もめまぐるしく変化します。旅先も同様に「前回喜んだから今回も……」と思ったら、期待はずれな反応ということも少なくありません。また喜ぶと思ったら、まだ年齢的に理解できず楽しめなかったということもよくあります。おもちゃのように旅先や施設にも、子どもが楽しめる適齢期があります。お子さんの興味・関心を観察し、成長にあった場所を選ぶようにしましょう。

先輩ママのクチコミを上手に活用しよう

子どもの成長にあった旅行先や施設の見極めには、先輩ママの口コミが便利です。成長の度合いは各々違い、感じ方も人それぞれですが、年齢特有の注意点や興味・関心など、自分一人では気づかない旅のヒントが得られます。また旅先に住んでいるママの“おでかけ情報”に注目をすると、地元ならではの詳しい情報を得ることができます。最近は相互的にコミュニケーションができるサイトも多く、わからないことや心配があれば質問をしてアドバイスを仰ぐのもいいでしょう。

観光協会は旅のコンシェルジュ。わからないことは相談を。

自治体の観光課や観光協会などは旅行計画の強い味方です。ホームページには旬のイベントや最近はバリアフリーとならび、子ども連れに向けた情報を掲載するところも増えています。また事前に依頼をすれば、地図、観光施設のパンフレットや割引券等を送付してくれます。その際「小さな子どもと一緒に行くこと」を伝え、おススメの場所の資料をお願いするといいでしょう。また計画の途中でわからないことがあれば、直接電話等で問い合わせを。地元ならではの的確なアドバイスが頂けることも多くあります。

著者

旅行ジャーナリスト 村田和子
旅行ジャーナリスト 村田和子
1969年生まれ、1児の母。新聞・雑誌・テレビ等で、消費者目線で役立つ情報を提供し、旅行サイトや宿のアドバイザーとしても活躍。2011年、子連れで47都道府県を制覇した経験から、家族旅行を応援するサイト「家族deたびいく」の運営開始。2013年、子どもの成長と家族の絆を深める「村田和子式 親子の旅育メソッド」を発表。家族旅行のスペシャリスト。