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人気の孫旅~成功の秘訣とお願いポイント

人気の孫旅~成功の秘訣とお願いポイント

祖父母と孫という、パパ&ママ抜きで旅をする「孫旅」が人気です。共働きの世帯も増え、子どもを連れて祖父母が旅行というのは助かる反面、ちょっと心配という声もパパ&ママからは聞かれます。今回は孫旅成功のポイントをパパ&ママ目線でご紹介します。

孫旅の魅力とは?孫旅に向く年齢は?

孫旅の魅力は、人生経験豊富な祖父母世代の価値観に触れ、子どもが成長すること。パパやママとは違う、知識の引き出しや考え方を持つ祖父母との旅は、子どもにとって新鮮で学びが多いもの。また祖父母と子ども達が出かけている間、パパ&ママもいつもとは違う自分たちの時間を持てる利点もあります。孫旅デビューは、コミュニケーションもある程度とれてトイレトレーニングも終えた3.4歳頃からがおススメです。

子どもの体調や安全面の心配事は、必ず伝える

祖父母も子育て経験者。でも育児の常識は昔と変わっています。また何十年も前のことで忘れてしまっていることもありますから、子どもの安全・体調に関することで気になること、特別な配慮が必要な場合はきちんと伝えておきましょう。特にアレルギーやぜんそくなどの持病がある場合は注意事項や対処法などをメモして渡しておくと安心です。保険証や母子手帳も忘れずに。困った時には電話をしてきてほしい旨も、伝えておくといいでしょう。

基本は祖父母に任せて、細かいことは言わないのが成功の鍵

子どもが小さいと、祖父母に預けるのが心配という声もきかれます。中でも。好きなおもちゃを買い与える、普段は我慢させているなお菓子を食べさせる、好きなものしか食べさせないなど、「甘やかしすぎて困る」という声が多いようです。でも体調や安全面に問題がないのなら、ここはある程度は目をつぶりましょう。その方が孫旅の魅力や学びも多くなりますし、「旅行中は特別だよ」と言い聞かせれば、旅行中の特別なことを日常のルールに持ち込まずにすみます。

行先はどうする?お子様向けのサービスが整っていると安心

祖父母が連れて行きたい場所と、お子様の興味を示す場所が異なるということもあります。もし誘ってくれたのが祖父母からなら、基本的には祖父母の計画に乗るのがベスト。ただ理解できないと、子どもが旅先でぐずり、祖父母が大変になる心配も。明らかに年齢とミスマッチの旅先の場合は、さりげなくお子さんの近況を知らせ「まだ理解できないかも」と心配していることは伝えましょう。その上で、祖父母が判断をすればスムーズです。宿についてはウェルカムベビーの宿のように、子連れに慣れている所だとサポートも受けられて安心。提案してみるのもいいですね。

孫旅、費用は如何する?連れてもらっていっていいのかな?

祖父母から誘われて費用を負担してくれるという場合は、甘えてもいいと思います。ただ負担してもらうのは気が引けるというのなら、出発前に「旅費の足しにしてくださいと」いくらか包んで渡すとスマートです。また費用の負担の有無に関わらず、帰ってきてからお子さんと一緒にお礼状を書くと喜ばれます。小学生ならパパ&ママが教えながら、自分で宛名も本文も書くと子どもの学びにもつながりますよ。

著者

旅行ジャーナリスト 村田和子
旅行ジャーナリスト 村田和子
1969年生まれ、1児の母。新聞・雑誌・テレビ等で、消費者目線で役立つ情報を提供し、旅行サイトや宿のアドバイザーとしても活躍。2011年、子連れで47都道府県を制覇した経験から、家族旅行を応援するサイト「家族deたびいく」の運営開始。2013年、子どもの成長と家族の絆を深める「村田和子式 親子の旅育メソッド」を発表。家族旅行のスペシャリスト。