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赤ちゃん子連れの移動手段

赤ちゃん連れの飛行機も安心!座席からぐずり対策まで。快適に旅する為のヒント

赤ちゃん連れの飛行機も安心!座席からぐずり対策まで。快適に旅する為のヒント

赤ちゃん連れの飛行機は、準備から搭乗まで、心配が尽きないという声が多く聞かれます。昨今は様々なサービスもあり、事前に準備をすれば回避できることも多いもの。今回は赤ちゃん連れの飛行機を、より快適にする為の旅のヒントをご紹介します。

いつから飛行機に乗れるの?赤ちゃんの飛行機代はいくら?

一般的に生後8日以降から飛行機へ搭乗が可能です。国内線は、3歳未満の赤ちゃんは膝上なら料金はかかりません(※LCCを除く)。ただし、膝上の赤ちゃんは大人1人につき1人まで、料金がかからない赤ちゃんも予約は必要です。座席を利用したい場合は、小児運賃(大人の50%)で予約可能ですが、チャイルドシートの利用が必要となる為、規定にあったものを持参しましょう(※レンタルをしてくれる航空会社もあります)。 なお、LCCについては、子供向けのサービスや料金体系が異なります。満2歳から座席が必要となり、小児運賃の設定はありません。大人と同額なので、注意しましょう。

赤ちゃん連れの飛行機~おススメの座席は前方通路側?!

赤ちゃん連れの場合は、快適に過ごせるように予め座席を指定しておくこと。その際、乗り降りがしやすい「前方の席」、座席を立ちやすく、客室乗務員の方の手を借りやすい「通路側」がおススメです。長時間の場合は、スクリーン前の席も検討を。前の席を蹴る等のリスクがなく、バシネット(※利用は2歳未満、体重制限有)が利用できる航空会社では赤ちゃんを寝かせて寛ぐことができます。ただスクリーン前の席は、荷物を座席下に置くことができないデメリットがあります。

赤ちゃん向けのサービスが手厚いエアラインは?

JALやANAなどでは、子ども連れ専用デスクがあり、予約時や搭乗の際に様々なサービスが受けられます。座席指定は、web上で満席でも、専用デスクに電話をすると優先的に横並びで対応してくれることが多いので上手に利用しましょう。JALのクラスJには、赤ちゃん連れ優先の席もあり、ゆったりと移動したい場合におススメです。 他にも、搭乗口まで利用可能なベビーカーの貸し出し、3歳未満の子ども連れの優先搭乗、機内ではミルクを持参すれば調乳をしてくれるエアラインもあります。こういったサービスは航空会社毎に対応が異なるので、赤ちゃん連れの場合はサービス面を重視して、航空会社を選ぶことも重要です。

赤ちゃん連れの飛行機~搭乗前のチェックポイント

離陸してからシートベルトサインが消えるまでの間は、席を立つことができません。搭乗前に必ず、オムツ替えや子どものトイレ、そして授乳も済ませておきましょう。各空港には、授乳スペースが設けられているので、事前にHP等で調べておくと便利です。機内で授乳をする場合には、ケープや授乳服などを準備し、周りへの配慮も忘れずに。 また、上空では気圧が下がる為、飲みかけの飲料等が溢れたり、体も膨張し締め付けのある衣服は赤ちゃんのぐずりの原因になります。ゆったりとした服装を心がけましょう。

赤ちゃん連れの飛行機~機内での過ごし方

赤ちゃん連れの飛行機~機内での過ごし方

離発着時には、気圧の変化で耳が痛むので、赤ちゃんの場合はミルクやジュース、幼児の場合はアメなどを舐めさせて、予防をしましょう。機内でぐずったら、まずは生理的な欲求が満たされているか(眠い、空腹、寒暖、おむつ等)をチェックし、適切な対応を心がけて。また、お気に入りの玩具と、新しい玩具を用意し、子どもが飽きない配慮も忘れずに。多くの場合、機内にはおむつ替えシートのあるトイレがあります。困った時には、乗務員の方が助けて下さることも多いので、挨拶を兼ねて場所を確認しておくといいでしょう。

著者

旅行ジャーナリスト 村田和子
旅行ジャーナリスト 村田和子
1969年生まれ、1児の母。新聞・雑誌・テレビ等で、消費者目線で役立つ情報を提供し、旅行サイトや宿のアドバイザーとしても活躍。2011年、子連れで47都道府県を制覇した経験から、家族旅行を応援するサイト「家族deたびいく」の運営開始。2013年、子どもの成長と家族の絆を深める「村田和子式 親子の旅育メソッド」を発表。家族旅行のスペシャリスト。